今年、初めて種から花苗を育てることにチャレンジしています。今まではホームセンターに行き、ビニールポットに入った花をいくつか買ってきて植木鉢や庭に植えて楽しんでいました。自治会でも村から「花いっぱい運動」の一環として花苗の支給を受け、コミセンや交差点近くの花壇に花を植え環境美化を行ってきました。
昨年度から、村主導の「花いっぱい運動」が終了したことにより「花いっぱい運動」を継続か中止か自治会内で議論した結果、環境美化の観点から私たちの自治会では継続することになりました。しかしながら、自治会の予算が限られていることを考え、将来的に花苗の購入費を下げる目的で、一つの方向性として自治会内の人たちが種から花苗を育て「花いっぱい運動」時に一鉢をコミセンに持ち寄り花壇に植える「一人一鉢運動」を展開してみてはどうかという提案を行い、実験的にやってみることになりました。これが種から花苗を育てている理由です。
「一人一鉢運動」を行うことにより、環境美化という形でコミセンなどの花壇に対して親近感を覚えるのと同時に、自治会の活動を身近に感じて欲しいという狙いも実はあったりします。
これらのこともあって種から花苗を育てることにチャレンジしているのですが、私の方は一応発芽したものの中々花苗らしくなりません。インターネットなどで調べてみると素人には驚きの連続で、さすがプロは違うなと感じました。まず種の植え付け時期からして間違っていました。6月の初めに花苗の植え付けを行うと想定すると、3か月も前から発芽のための準備として育苗ポットに種を植え、発芽温度に合わせて温度管理を行い、発芽した後も本葉が出てからポット上げという作業を行って、育苗ポットから少し大きいポットに植え替える作業をしていました。作業工程が沢山あり手間が掛かっていることが分かります。水やりのタイミングにも言及しているチャンネルがあり、非常に参考になりました。プロの人たちが育てても苗の育ち方にはバラつきがあり、何百何千と育てている中から形の揃ったものを園芸店には随時出荷していることも理解できました。
6月の「春の花いっぱい運動」で、私の花苗は不揃いでしたが何とか花壇の隅っこの方に植えることができました。この経験を活かし、色々な情報を参考にしながら「秋の花いっぱい運動」に向けて育苗に再度チャレンジしてみたいと思います。
この「一人一鉢運動」が自治会内に広がり、環境美化に関心を持ちながら将来的に環境活動へつながれば、嬉しい限りです。