EM菌モニター交流サロンを開催しました

 

 年の瀬も押し迫る12月16日(土),今年も「EM菌モニター交流サロン」を開催しました。これは生ごみの堆肥化を実践していただいている「EM菌モニター」の皆さんに,取り組みの進捗や困っていることなどを自由にお話ししていだき,情報交換や交流する機会として参加していただいているものです。

 

 

 はじめに私たち循環型社会部会より,限りある資源を有効に使うため燃えるごみを減らすこと,8割が水分である生ごみを燃えるごみとして出さないということに重点を置き,生ごみの堆肥化を勧める理由についてお話しさせていただくとともに,現在実験中の生ごみを分解処理する「キエーロ」についても紹介しました。

 その後の意見交換では「今年からEM菌モニターになり,生ごみを管理するようになると,けっこう生ごみが出ているのが分かった」という意見も出され,EM菌モニターに取り組んでいただくことによる効果も出ていると実感することができました。また,EMボカシ作りでは,皆さん手慣れた様子で作成されており,「すごく上手ですね」「もっと米ぬかを入れたほうが良いかな」と和気あいあいとした雰囲気となりました。

 

  一方で,今回のサロンでもEM菌モニターに対し実施した事前アンケート調査の結果を報告しましたが,昨年度とほとんど変りなく,多くの方が「EMボカシの作製に大変さや手間を感じる」という回答でした。また,意見交換の際にも,やはり生ごみ削減に関することよりも「EM堆肥の効果」という点に注目が集まり,野菜の育ち方の議論が多くなってしまいました。

 

 

 私たちの大きな目的である「生ごみを減らして,燃やすごみを減らすこと」を広めていくには,もっと家庭に取り入れやすくする工夫と,より多くの方に理解していただくよう周知する努力が必要であると感じました。