毎年恒例の先進地視察研修。
今年は,笠間市の「ふれあいの森ビオトープ天神の里」と水戸市の「七ツ洞公園」に行ってきました。今回は「里山サポーター」の方々にも参加を呼びかけ,計16名の参加となりました。
「ふれあいの森ビオトープ天神の里」では,管理母体のNPO法人「ビオトープ天神の里をつくる会」副理事長の橋本正男氏から現地案内とスライド説明をしていただきました。
天神の里は,耕作放棄地で荒れ果てた地域だったそうですが,平成16年に住民約100名が集まり,グループワークを重ね,整備が始まりました。約13年かけて整備された里山は,豊かな自然を残しつつも人が散策しやすく整えられており,沢山の動植物が生息する素晴らしいところでした。
一方,「七ツ洞公園」は,映画「テルマエロマエ」のロケ地として有名な,古代ローマ帝国のテイストを取り入れた英国式公園。
実は,七ツ洞公園の正式名称は「権現山横穴群」という7世紀初頭の史跡で,七ツ洞とは7つの横穴古墳のことだそうです。また,この公園の池は,古くからある灌漑用のため池というからさらに驚きです。もともとの自然を生かした18世紀型の風景式庭園と,19世紀以降のコテージガーデンのテイストを併せ持つ極めて希少な英国式公園だということを改めて知りました。
今回の視察で学んだことを今後の活動に生かし,また「里山サポーター」の皆さんに楽しんでいただけるイベントも企画していきたいと思います。