平成29年1月27日(金)に,とうかい環境村民会議の会員8名が神立資源リサイクルセンター,茨城県霞ケ浦環境科学センターへ視察研修に行ってきました!
神立資源リサイクルセンターでは,土浦市内から集められた生ごみ等からバイオガスエネルギーと堆肥を生み出しています。この堆肥は,市民に還元されるとともに,茨城大学農学部との共同研究により試験栽培を行っています。
土浦市では,平成22年度にバイオマスタウン構想を公表し,平成27年度から市内全域で生ごみ分別収集を実施しています。事業が円滑に進んだのは,平成24年度に始まったモデル事業を,3町内会長が自発的に引き受けてくれたことが要点でした。その後も町内会長間の
横の繋がりのおかげで,モデル地区が順調に増え,市内全域での実施に至ったそうです。 また,茨城県霞ヶ浦環境科学センターでは,職員の方から,霞ヶ浦の成り立ちや水質浄化事業について説明していただきました。霞ヶ浦環境科学センターは,霞ヶ浦をはじめとする県内の湖沼,河川の水質環境や大気環境などの保全に取り組むため,市民,研究者,企業及び行政の4者協働での運営を目指しています。
私たちとうかい環境村民会議も,村民と行政の協働による村民の意識啓発及び環境行動の推進を目指していますが,今回の研修では,先進地域の手法を学ぶとともに,住民・行政・事業者の連携・協働の重要性を改めて確認することができました。
最後に,活動に参加した委員の声を紹介します!
〇生ごみを水切りネットやビニールに入れたまま出しても良く,あまり厳密でないからこそ市民の協力が得られたのだと思います。
〇東海村では,プラスチックも資源として再利用しています。また生ゴミは,多くの方が自宅内にコンポストを設置し,肥料として再利用しています。東海村のごみ分別がいかに進んでいるか自信を持つことができました。
〇賞味期限切れなどにより捨てられる食品の多さに驚きました。現物を見ると,「これでいいのか」という気持ちになりました。
〇市民の分別の協力が大きな原動力となり土浦市がクリーンな街になる。東海村にも是非ほしい施設の一つだと思います。
〇霞ヶ浦の水質が悪いことは以前から知っていましたが,その理由が海へ流入する導線が細いためというのは初めて知り,勉強になりました。
とうかい環境村民会議では,知見を広めるため,委員向けの講演会や視察研修を開催しています。会員は随時募集しておりますので,興味のある方は,「問合せ」フォームからお気軽にご連絡ください!