11月9日、とうかい環境村民会議では、筑波実験植物園(つくば市)と宍塚大池(土浦市)を視察しました。これは、私たちの主な活動である「里山の保全・保護」「子どもたちの環境学習」について、先進地域の手法を学ぶことを目的に行ったものです。
筑波実験植物園では、日本に生息する約7,000種の植物のうち約25%の1,800種が絶滅危惧種となっていることや、これら多くの種が絶滅の危機にさらされているのは、人間活動や開発行為による生息地の破壊、無秩序な捕獲・採取等が原因であることを学びました。
また宍塚大池は、その周囲に雑木林や草原、田んぼや畑、小川や湿地等が広がり、多くの生き物たちが命を育んでおり、認定NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」(代表・及川ひろみさん)が保全しています。及川さんからは、年間を通し、地元住民や企業、大学生と協働で保全活動を行いながら、里山の生物多様性を守っているとの話がありました。また、「田んぼの学校」「里山子ども探偵団」と称した米作りの体験会や自然観察会を積極的に開催し、子どもたちに宍塚大池の魅力を伝えているそうです。
このような身近にある里山を学び、遊びの場として管理・運営する方法を、とうかい環境村民会議の今後の活動に活かしていきたいと思っています。