総合福祉センター「絆」多目的ホールで,第10回「小学生環境学習発表会」を開催しました。今回は,舟石川小学校5年生の日頃の環境活動についての発表と,阿部清人さん(サイエンスインストラクター)による「エコサイエンスショー」の2部構成で行いました。
第1部 舟石川小学校による環境学習発表
創立35年を迎える舟石川小学校では,開校当時から現在までの木々の生長の様子や自然環境を観察し,35年間で東海村全体の自然環境が減少してしまった状況について学習しています。これを基にして,「宇宙からの森林帝国軍グリーンベーダー」と題した劇で,自然環境が減少した事への警鐘を伝えました。また,自分たちの小学校の自然環境の豊かさとその大切さを観察を通して知り,これからも守っていく事を宣言しました。
続いて,私たちに身近なほしいもやぶどうなど,東海村の特産物が手間をかけて丁寧に作られていることを紹介。自分たちの生活の中で,割り箸を減らす「マイはしキャンペーン」,「裏紙の再利用」などの取り組みの様子も発表しました。また,昆虫など虫たちを守るために,自然環境を大切にし守っていくことの大切さを伝え,人間と自然の共存を呼びかけました。
第2部 阿部清人さんの「エコサイエンスショー」
身近なもの(カップ,ビニール袋,ペットボトル,下敷き,ドライヤーなど)を使って,3R(リデュース,リサイクル,リユース)の大切さを織り込みながら,「逆さにしても落ちない水」「ペットボトルの空中浮遊実験」「人力での発電実験」「ダンボール箱の空気砲で紙コップのピラミッド崩し」など,楽しい実験ショーが繰り広げられました。
舟石川小学校の発表に対しては,環境に対して真正面から受け止めて,調査や取材で知った内容を行動に結びつけている事や,話題のスターウォーズを取り入れ楽しく伝えようとした演出の工夫に,お褒めの言葉が贈られました。